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令和5年度海外研修旅行(韓国)を実施!

 2024年3月6日(水)から同月10日(日)にかけて,グローバルな視野を涵養することを目的に1年5組の学生計25名が海外研修旅行(韓国)に参加しました。本研修ではソウル特別市を中心に諸施設を巡りました。

〇ソウル特別市市内の見学及び散策

 7日(木)午前中は,ソウル特別市にある朝鮮王朝(李氏朝鮮)の王宮であった「景福宮(キョンボックン)」の見学を実施し,都がソウルに遷都した経緯,王宮の建造物の構造や意匠に込められた意味や言われなどについて学びました。また,南大門(ナンデンムン)市場は,韓国の衣料品,食品,雑貨などの生活用品を購入できる市場であり,韓国の伝統的な雰囲気を味わうことができました。平日ではありましたが,たくさんの買い物客で賑わっており,学生達は限られた時間ながら各自が市場を散策し,食品や雑貨を購入する様子がみられました。

〇アイリスオーヤマコリアの工場見学

 7日(木)午後は,アイリスオーヤマコリアの工場を見学しました。仁川(インチョン)広域市の臨海部にある同工場は7階建て建物総面積44,662㎡を誇る巨大工場であり,サーキュレーターや布団乾燥機をはじめとする家電製品や,プラスチック製の収納用品などを生産しています。また,約2万6000パレットの収容能力をもっていることから,物流センター機能も担っており,学生達は担当者の説明を受けながら原材料から製造・梱包された製品がパレットに運ばれ,各国へ運ばれていく流通の現場を見学しました。施設の見学後には駐在する職員と質疑応答の時間が設けられ,闊達な会話が飛び交いました。見学の最後にはアイリスオーヤマコリア様のご厚意により見学者全員に同社製のマスクが見学記念として贈られました。

〇臨津閣(イムジンガク)及び烏頭山(オドゥサン)統一展望台等の南北境界線見学

 8日(金)の午前中は,京畿(キョンギ)道坡州(パジュ)市にある臨津閣(イムジンガク)と烏頭山(オドゥサン)統一展望台等の見学を実施しました。臨津閣(イムジンガク)は,北朝鮮との間の軍事境界線付近を見渡すことのできる展望台なっており,一般市民が特別な手続きなしに北朝鮮に最も近づくことができる場所です。離散家族が北朝鮮にいる家族を思って正月などに訪れる場所となっています。また,同展望台には「自由の橋」と呼ばれる橋が架けられており,朝鮮戦争の休戦協定締結後,韓国側の捕虜約1万3000人が橋を渡って南に帰還する際,「自由万歳」と叫んだことから,「自由の橋」の名で呼ばれるようになりました。今なお,両国は休戦状態であり,緊張関係が続いていることを間近に感じることができる場所となっています。また,一行はソウル特別市の中心を流れる漢江(ハンガン)と,北朝鮮と韓国との国境を流れる川である臨津江(イムジンガン)の合流地点にある烏頭山(オドゥサン)統一展望台を訪れました。展望台から北西に約2km先は北朝鮮の陸地となっており,展望台に設置された双眼鏡を使うと北朝鮮の民家や人々の姿を見ることができます。また,同展望台は北朝鮮と韓国の関係などについて展示や映像等で学ぶことができるようになっており,学生達はガイドさんの解説に耳を傾けていました。

 このほか,8日(金)の午後はロッテワールドでの自由時間,9日(土)には各自でソウル特別市内を自由散策しました。最終日には,仁川国際空港近くの免税店でお土産を購入し,5日間お世話になったガイドさんにお別れをして,仁川国際空港を飛び立ち米子空港で解散となりました。5日間の行程は,晴天にも恵まれ,事故や怪我等の大きな問題なく無事終えることができました。日本の近隣に位置する韓国は,歴史的な建造物や街並みなどに文化的な近さを感じつつも,言葉や食事,慣習はやはり異なっていることを実感する貴重な機会となりました。